ロンドン自然史博物館での留学生活

2017年12月23日 21:39 カテゴリ:研究日誌

ロンドン自然史博物館での留学生活

こんにちは.ロバート研M1の鈴木です.私は現生のカメ骨群集を研究していますが,今はロンドン自然史博物館のラボに留学しています.今回はロンドン自然史博物館での留学体験を記事にしてみます!

自然史博物館には"Darwin centre(centreってイギリス英語って感じがしますね!)"という研究施設があります.地球学系のEarth scienceと,生物学系のLife scienceの2つに分かれており,私はLife scienceのAdrian Gloverさんのラボで多毛類の分類を学んでいます.ラボのメンバーはGloverさんを除き,みんな英語が第一言語ではない国出身の人たちで,国際色豊かです!GloverさんのことはみんなAdrianと呼びます!慣れるまではファーストネームで呼ぶのはドキドキしました.

博物館では,月に1回,外部の先生を招いて行う博物館の研究者相手の講演会と,博物館の研究者たちで行う一般の方向けの研究紹介があります.研究紹介はなんと英語!(当たり前ですが.)私は熱水噴出孔やそこで暮らす生き物の紹介をしました.博物ふぇすの経験がイギリスでも活きた気がします.

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ほかにも,David Attenboroughから名前をとったAttenborough studio(左写真)で,博物館にくる子供たち向けに今まさに深海探索している船とつないで科学の講演会をしたり,学校の先生向けに研究を紹介したりと,サイエンスコミュニケーションの活動がとっても盛んです.また博物館は,学会なども開けるスタジオもあります.深海の金属鉱床の開発に関するミーティングや,軟体動物のミーティングにこっそり参加させてもらうこともできました.

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分類の世界はまだちょっとしか覗くことができていませんが(右の写真は多毛類を解剖する鈴木です),とっても面白いです.ここで学んだ知識を生かしてカメ骨の研究も頑張ろうと思います.残りの期間も頑張ります!

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標本庫.


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標本庫を探検していて見つけました.

これはまさか....チェレンジャー号の標本!?